幸水
幸水
幸水
歴史
幸水は「菊水」と「早生幸蔵」の交配により、農研機構果樹研究所で誕生した品種です。昭和16年頃から開発がスタートし、昭和34年に品種登録されました。幸水という名前は、親である早生幸蔵と菊水から1文字ずつ取って名付けられました。
また分類としては赤梨に属する幸水ですが、菊水は「二十世紀」という青梨を親に持ち、幸水の黄緑がかった色味は、二十世紀の性質が受け継がれているのではないかといわれています。
特徴
幸水は梨の中でも赤梨という種類に分類される品種で、皮の表面には赤梨特有のつぶつぶ模様が多く見られます。赤梨は、熟すと茶褐色に染まるのが特徴ですが、幸水はやや黄緑がかっているものが多いです。
また幸水の味わいは、甘さの中に程よい酸味も感じられ、梨らしい爽やかな風味を感じられるのが特徴。果汁もたっぷり含まれており、残暑の季節に嬉しいみずみずしい食感も楽しめますよ。